カミソリ負けはなぜ起こる?

 シェービング剤のイメージは「散髪屋さんのシャボン泡」というのが定着していますよね。
このイメージの「思い込みが間違い!」なのです。
シェービング剤の開発が未熟期においては、カミソリがよく滑るのは石鹼でした。でも、よく考えてみて下さい!
石鹼は肌の汚れや皮脂を洗い流すのが目的なので、滑りが良いからと言って石鹼を使うと、皮脂を洗い流した肌に直接カミソリの刃が表皮を削ります。
したがって弱い肌は「軽いやけど」を起こした状態になり、赤く腫れるのです。

石鹼を使ったシェービングを見直してください!
一方、開発メーカーも「石鹼のシャボン玉」のイメージからの「泡のシェービング剤」を商品化したのですから、益々シェービング剤のイメージは固定されてしまった、と言っても良いでしょう。また、石鹼の代用品レベルの商品が多かったのも否めません。しかも、ひげをそって「スッキリとした爽快感」を出すためにメントール(ハッカ)が含まれていたら益々、肌がヒリヒリするのは当然です。

つまり、肌のことを考えられたシェービング剤を選ぶことが重要な選択となるのです。

肌の弱い、カミソリ負けのひどい人には肌に優しいシェービングクリームが必要です。


 

  泡状シェービング剤の場合


図Aはシェービングフォームとヒゲの拡大イメージです。
ご承知の通り、泡は空気の玉の集まりです。
当然、この小さな泡と肌との接地面積は少なくなります
しかも、泡は肌の表面に乗っかっている状態なので有効成分は素早く肌には浸透しません。
これでは有効成分が配合されていても、表皮上では効果が発揮されにくいのです。
カミソリは泡によって有効成分の浸透不足となっている表皮を削ります。
残念ながらカミソリ負けは解消されにくいのです。

 液状シェービング剤の場合

 

図Bは、弊社などが採用している液体状のシェービング剤の場合です。液体なので肌に密着して有効成分が素早く肌に浸透しやすく、シェービングできる肌環境を整えます。
また、カミソリと肌の間に有効成分が入ることにより、コーティング効果(肌とカミソリの間に膜を張る)により、直接、肌にカミソリが当たって表皮を削る事のダメージを和らげます。特に弊社のアールコンは肌に有効成分が素早く浸透すように商品設計がなされており、かみそり負けを和らげます。